第72回サン・セバスティアン国際映画祭カリナリーシネマ部門・ベストフィルム受賞!毎年11~4月、メニュー開発のため休業する、スペインの有名店<ムガリッツ>。世界屈指の“異端の名門“との呼び声も高い<ムガリッツ>の革新的な料理の誕生プロセスを追ったガストロノミック・ドキュメンタリー『MUGARITZ. NO BREAD NO DESSERT』の邦題が『ムガリッツ』として、2025年9月に日本公開されることが決定。あわせて、本予告映像、シーン写真1点が解禁された。
解禁された本予告は、ムガリッツの研究開発チームが、半年かけて新メニューを開発する様子を捉えたもの。この年、オーナーシェフ アンドニ・L・アドゥリスから出されたテーマは“目に見えぬ物“。「発酵は目に見えない」「養蜂は?」チームから次々と飛び出すアイデアと言葉。そのキーワードを手がかりにアドゥリスは<骨><白子><ひまわり><ミチェロンゴ><ディオス(神)>などのシンボリックなイラストを描き起こして壁一面を “アイデア“で埋め尽くすが、それでもまだ「足りない」―。そして、絶え間なく映し出されるのは、まるで実験のような料理プロセスと、そこから生み出されるアートの結晶のような数々のメニュー。アドゥリスはアルゴリズムに頼らず「人を驚かせ、感動させ、怒りまで与えるメニュー」を生み出すため「全てを試して最高を選ぶ」。<ムガリッツにはできる>―アンドニの哲学はどのようにして“皿“に並ぶのか。まるで新しい芸術が生まれる瞬間に居合わせるような、圧倒的高揚感が映し出された映像となっている。
■『ムガリッツ』予告編
解禁されたシーン写真は<ムガリッツ>の研究開発チームに所属する、ラモン・ペリセが試食を重ねる様子を、スタッフたちが真剣な眼差しで見守る一瞬を切り取ったもの。

“まだ見ぬ体験”を追い求める<ムガリッツ>チームの果てなき探究心、そして、そのビジョンを具現化すべく集結したプロフェッショナルたちの緊張感あふれる貴重な瞬間が映し出されている。
9月よりシネスイッチ銀座ほか順次ロードショー